Kライフ研究所 ライフライン


監視装置(モニター)についての考察と、自分の使用している物について記録する。

小屋暮らし研究所 太陽光発電


必ずしも必要ではないが、あると何やら楽しいのが監視装置です。
最初はデジタルできっちり監視をしようと考えたのですが、それ程のものでも無いなと思い直し、トラブルの発生がわかれば良いのであり、ちらちらと世話しく動くデジタルメーターよりも、ゆるゆる動いて楽しいアナログメーターにしようと決定した。
ところが、なかなか思うようにならなかったのもアナログメーターで、トラブルのほとんどがこの監視装置に集中している。


・PVアレイ電圧計(アナログ)
動作がほぼ推測可能であり、必須では無い。
トラブル発生の監視(新聞記事によると系統連携型でのトラブルが多数あって最近はメンテナンスフリーの文字が削除されているらしい)のため設置。
動作をボリュームで見られるアナログの方が見ていておもしろい。

・PVアレイ電流計(アナログ)
実際の発電量は概ねこれで知ることが出来るので有ったほうが良いと思うが、必須では無い。
これも、ボリュームとして見られるアナログの方が楽しい。

・バッテリー充電電流計(アナログ)
「PV電圧×PV電流」=「バッテリー充電電圧×バッテリー充電電流」なので、細かいことが分かってもあまり意味は無いと思われるが、確認とトラブルの監視用として設置。
一時期、当プラントではこれを取り外していたが、その後に再設置した。

・バッテリー電圧計(デジタル)
バッテリーの状態を示す唯一のものであり、必須と考えている。
最初のアナログ32Vから、細かく分かりやすい様にとアナログ15V(12Vシステム時)に変更し、24V化に伴って内部の抵抗を交換して47V計として設置している。
時折テスターを当ててチェックしているが、これはデジタルに変更したいと考えている。

・消費電流計(デジタル)
DC-ACインバーターへの供給電流の監視用で、インバーターの出力電圧に合わせて設置。
アナログでも良いが、使用環境(インバーターの能力・突入電力の程度等)によって、電流計のレンジの選択に迷ったため、レンジの広いデジタルを選択するのが良いと考えている。
なお、その際はシャント抵抗が必要となる。
最初はインバーターが12V130W×2=260Wであったためにアナログ20Aを使用していたが、後日24V600W(瞬間最大1200W)化に伴いアナログ50Aとし、さらにインバーターの出力をアップする予定があるため、その際にはレンジの広いデジタル計に変更する予定である。

チャージコントローラーによっては、リモートモニターや本体にモニターの設置されているものがあり、また、RS-232やイーサネット等によって、モニターだけでなく設定変更等の出来るものもある。
私の使用する「SS-MPPT-15L」や「TS-MPPT-60」には専用のモニターやリモートモニターが用意されており、さらにPCからRS-232やイーサネットによって監視や設定変更可能な「MS-VIEWモニター」や「SC-VIEWモニター」の利用が可能となっている。 
 
 監視版
 左上:PV電圧計(47V)
 左下:PV電流計(20A)
 中央:バッテリー電圧計(32V)
 中央:バッテリー電流計(20A)
 右下:消費電流計(50A)
 で、常時監視中。

 ひょこひょこ動く針を見るのは、
 結構、楽しい。

 システム電圧が24Vであるからと
 PVからの入力電圧計に32V計を
 設置したが、これは大感違い。
 PVの開放電圧が22Vなので、
 44V以上が必要になるのだ。
 驚くほど単純なミスだったのだが、
 やってみるまで気付かなかった。

 そこで15V計(右端)を47V計
 に改造して使用している。

システム電圧を24Vに変更した際に、15V電圧計を47V計に改造したもの。
これは校正前で、校正してから使用。

パネルはコピー用紙に印刷したもので、かつてのアマチュア無線のコールサイン「JA8MJC」を入れて遊んでみた。

毎日、しっかり働いてくれている。
 電圧計(47V)

50A電流計(シャント抵抗付) 中国製の50A電流計(クラス2.5)。
正確さを求めないので、これで十分。

それにしても、品質管理は最悪だ。
ワッシャーが1個多く入っていたし、
さらに、
シャント抵抗のビスがガッツリと
錆び付いていた。(画像クリック)

システム電圧24Vなら1200Wまで、
48Vなら2400Wまで監視が可能。
 電流計(50A)

20A電流計 中国製の20A電流計(クラス2.5)。
正確さを求めないのでこれで十分。

これもまた、品質管理は最悪である。
ワッシャー4個(2台×2個)の内、なぜか一個だけ大きいものが入っていた。

これ以前には、2つの電流計の表示値が全く違うと言う事態に遭遇し、交換をしてもらった結果がこれだ。
(画像クリック)
 電流計(20A)

蓄電システム.com (不良品) RS-232を通じて「SS-MPPT-15L」と
パソコン間での通信が可能になり
「MS-View」、「SC-View」の利用が
可能となり、ノートPCではUSB変換
ケーブルを使用することによって通信
可能となる。

購入の際「蓄電システム.com」というショップに金具の錆を報告したところが、いきなり逆切れされてとても不愉快な思いをした。(画像クリック)
 MSCアダプター (MorningStar社)

モーニングスター社製のフリーソフト
ウェア「MS-View」。

「SS-MPPT-15L」、「TS-MPPT-60」どちらででも使用することが出来、
各種設定の他、データの記録や表示も
可能である。
 MSView (MorningStar社)

MSCアダプターを使用することで利用することが出来るソフトウェア。

「SS-MPPT」用と「TS-MPPT」用があり、これは「SS-MPPT-15L」専用。
スキンで表示を手軽に変更することが出来、各種の設定も簡単であり、見た目にも分かり易くて使い勝手が良い。

ヒートシンクとバッテリー温度が共に36℃。(外部温度センサー設置前)
品番 SC-View