Kライフ研究所 ライフライン


監視装置(電流計)のトラブルについて記録する。

小屋暮らし研究所 太陽光発電


PV電流計測値とバッテリー充電電流値があまりにも違いすぎる。
入力電圧×入力電流=出力電圧×出力電流なので、電流値が同じではないことは当然ではあるが、その計算値以上に違いが大き過ぎる。
そこで、バッテリーと負荷の間に電流計を入れて試してみたところ、これは計算の通りの値を示した。
電流計(20A-1)

20A計

次に、もうひとつを同一回路に入れ替えてみたところ、表示される電流値はちょうど倍になっている。

計算値とは明らかに違い、20A計では無いことが確定した。

間違いなく10A計だろうと思われる。

電流計(20A-2)

20A計中身 そこで、中をあけて見たのがこれ。
とても、シンプル。

なるほど。シャント代わりの銅線と、そこに発生する電圧を測定している訳で、電流計の基本である。
電流計(20A-1)内部

20A計中身 こちらも理屈は同じ。
ただしシャントの銅線が細く、リード線も細くて色も異なっている。
さらには金属皮膜抵抗が入っている。

パネルや見掛けは同じ20Aだけど、中身が全く違っているということ。
中国品質ってこんなものなのだろうというレベルを完全に超えている。
電流計(20A-2)内部

20A計断線

2個とも返品して新たな20A計2個が送られてきたが、1個の指示が安定しない。
なんと次の日には、全く針が振れなくなってしまった。

触ってみて断線していることが判明。
いわゆる芋半田で、剥がれている。
さすがにもう、絶句しかない。
久久に半田ゴテを握って半田付け。

新たな電流計(20A)の半田剥がれトラブル

20A計断線 何故か全てのパネル表面には紙やすりで削った様な痕跡がある。
いろいろ検討した結果、このアナログメーターは75mV計と判明したのでそのことが書かれていたものと推測。

しかし、なぜ削り落とす必要があったのかは謎である。