Kライフ研究所 「もうひとつのKライフ」


♪これもKライフ、あれもKライフ、たぶんKライフ、きっとKライフ~ by 松坂慶子風に
いえ、間違いなくこれもれっきとしたKライフなんですってば。

小屋暮らし研究所 「もうひとつのKライフ」


もうひとつのKライフとは、軽トラキャンパーとそれを使用したキャンプサイト計画である。

ステージ6

引き続き、夢想は続いてゆく。

前回作図したトラベルボックス『我楽箱』に、市販キャンピングカーと同様なキャビン上部にオーバーハング(ハングベッドと言うらしい)を設けて作図をしてみた。
作図的にも加工的にも難しさは無いが、そのサイズをどうすべきかが考えどころだ。
軽トラキャンパーを計画するうえで、最も考慮すべき最大の難関は横風だろうと思う。
オーバーハングを設置することで、風圧を受ける面積が増えるだけでなく、重心はやや前方のやや高い位置へと移動してしまう。
この、重心が高くなることと受風面積が大きくなることは、車重が軽くて車輪間の間隔が小さい軽トラにとっては不利に働き、大きな問題となるだろうと思われる。
従って前後面はもちろん、特に側面の受風面積はなるべく小さくしなければならないと思う。
図面の段階だから、図面として描いてみることや検討をすることについては何の差支えも無いし楽しいが、作成の決定や実際の作成に当たっては、本当にそれが必要なのか、必要最小限のサイズはどれだけなのかを見極める必要がある。

余談ではあるが、
十年近く前のこと、北海道から帰る苫小牧~大洗間のフェリーが台風のために欠航すると連絡が入り、急遽、予約をキャンセルして函館へ走り、青函フェリーで青森に上陸して東北自動車道をひたすら南下中に台風が神奈川に上陸したと台風情報を聞きつつ、磐越自動車道を走行中に台風との遭遇を経験したが、あのときの横風の恐怖は忘れられない。
その時の車は日産キューブであったが、陸橋の上を走っているときにはあっと言う間に横に持って行かれ、今にも高架から落下してしまいそうな感覚は、今でもありありと思い出すことが出来る。
徐行以下の速度で乗り切り、そのときの被害はドアバイザー一枚が飛ばされただけで済んだが、2度と味わいたくないと思っている。
あれが軽トラキャンパーであれば、間違いなく高架下でばらばらになった状態で発見されていただろうと確信している。
まあ、風の強い日は走らないで、風の当たらない場所に避難するのが一番だが、そんな場所が常にあるとも思えないので、出来る限り考慮しておくべきだろうと考えていると言う訳だ。

軽トラシェル計画サイズ
・全幅:1400mm
・全長:2875mm
・全高:1835m
・重量: 150kg(装備別)

そして、これを軽トラ用トラベルキャンパー『我楽箱"Ⅱ』と命名する。

これは軽トラ用に積載するシェルであって確認申請は不要なので、現時点で図面の提供は考えていない。
しかし、Kライフ研究所的には良いテーマかなとも思うので、将来的には提供を考えたい。

以下に、図の画像をアップしておく。