Kライフ研究所 「もうひとつのKライフ」


♪これもKライフ、あれもKライフ、たぶんKライフ、きっとKライフ~ by 松坂慶子風に
いえ、間違いなくこれもれっきとしたKライフなんです。

小屋暮らし研究所 「もうひとつのKライフ」


もうひとつのKライフとは、軽トラキャンパーとそれを使用したキャンプサイト計画である。

ステージ8

スケルトンシェル作成のための、4つの試作部材を並べて眺め、手に取って比較してみた。
一長一短あるが、どれにも決定的な欠点は無く、どれを採用しても必要な機能は十分はたしてくれると思われる。
どころか、使用に耐えると思われる使い方が、向きを変えることで9通りも出来てしまうではないか。
選択肢が多くなってしまって、これは違う意味で困ったことになってしまった。

が、これも微妙に特徴が表れるので、その特徴をうまく利用できる方法で決定したいと思う。

試作部品ではコーススレッド75mmを打っているが、実施の際には90mmを打つ予定であり、フレームだけで3人くらいが乗っても変形することはなさそうに思われ、内外に面材を張って芯に発泡ポリウレタンを入れると、「モバイル我楽箱"、10人載っても大丈夫」とCMが打てそうな気がするが、人間10人550kg(車の一人は55kgで計算するらしい)を荷台に載せただけで、すでに軽トラ的にはアウトだけどね。


でもって、これに外張り内張をしてやると、頑丈な箱が出来る。

眺めていて思った。精度はあまり気にしなかったものの、それにしても不細工だなと。
何気なく、材の寸法を測ってみた。
小屋に興味のある人なら誰でも知っているはずの、ディメンションランバー2×4の断面実寸寸法は38×89mm。
疑うことなく、これまで30年以上も当たり前の様に思っていた断面実寸寸法38×89mm。
プレーナーをかけて38×89mmに仕上げていると思って加工していたが、実は違っていた。
実寸は、驚きの36~37×87~88mmで、異なる系列店で購入した約80本全てがこの範囲にあって、どれ一つとして38×89mmの材は無かった・・・
知らなんだ~
と思っていたが、実は30年程前から知っていたんだね。グリーンウッドで断面実寸寸法が38×89mm。
乾燥して収縮し、小さくなるんだね。
アメリカの建築現場をいくつか見て、聞いて、知ってたのに、忘れていたんだね。
アメリカの建築現場は100%グリーンウッドで、日本の様なKD材の使用は一つもなかった。
アメリカでは、SPFを構造材として使用することが認められておらず、ダグラスファーまたはヘムファーを使用するけれど、これはKDしてしまうと釘を打つたびにパカパカ割れてしまうからね。
グリーンウッドで使用して、建てながら乾燥させ、締めて頑丈に造る訳だね。